当院の施術 オステオパシーについて

1、オステオパシーについて

当院ではオステオパシーという医療哲学を元にした手技や治療技術を用いて施術を行っています。

オステオパシー医学とは日本ではなじみのない言葉ですが、アメリカを中心にカナダやヨーロッパでは一般的な医療として多く用いられている考え方です。

現在、このオステオパシー医学の考え方は、世界中に浸透し広がっています。

A.T Still医師オステオパシー医学は約150年前にアメリカの医師であるアンドリュー・テイラー・スティルによって創始されました。

アメリカでドクターといえばM.D.(メディカル・ドクター)とD.O.(ドクター・オブ・オステオパシー)が認められています。双方とも手術をはじめ投薬の治療も行える国家資格です。

ミズーリ州カークスビルの大学をはじめ、現在では23のオステオパシー医科大学があり、アメリカ政府公認の医学です。

また、カナダやイギリスにも大学があり、ヨーロッパ諸国でもオステオパシーが国家資格として認められている国もあります。

オステオパシーの始まりとなったのはスティル医師が3人の子供を髄膜炎で亡くしたことに始まります。

自分が医師でありながら子供たちを救えなかったことで、当時の医療に疑問を持ち、「人間は自然治癒能力を持っており、病気になるということは自然治癒能力を妨げる理由が体にある。」との観点から、医学知識・人体の様々な情報を元に研究した結果、

・正常な機能のためには構造が正常であることが必要
・構造を改善すれば、血液やリンパ液などの循環が回復して自己治癒能力が高まり病気が治る。
・身体を部分的に見ることより、全体を考えなくてはいけない。

ということを発見しました。

スティル医師の格言では「オステオパス(オステオパシー治療者)は症状を扱うのではなく、その原因にもどり矯正することによって、症状が消滅していることに気づくであろう。」と言われています。

そして、更なる研究を行い1874年にオステオパシーを発表しました。

この考え方は日本の医学において、膜学と言われております。

最近では筋膜のことがよく言われるようになりましたが、膜とその部位の膜だけの事ではありません。人間(生物全般)は一つの受精卵が分裂・増殖を繰り返し、現在の自分の身体となっています。そのため、受精卵を包んでいた一つの膜は脳・神経・血管・骨・筋肉・内臓・皮膚などをつないだ全身タイツのようになっています。

しかしながら、姿勢の崩れや外傷、手術、出産などの要因で膜はねじれ、他の部位まで影響を及ぼします。その影響の到達点に過剰な負担がかかり、神経や組織の血液・リンパ液の循環不良が起こり、色々な不調を引き起こします。

現代の日本の医療は縦割りの診療となっているため、内科は内科、整形外科は整形外科、皮膚科は皮膚科というように、それぞれの診療科に分かれており、他の領域の要因が現在の症状につながっているとは考えられにくくなるデメリットがあります。

そのため、根本的な原因を解決することができないまま、ドクターショッピング(病院巡り)や治療院巡りをしてしまう状況に陥ってしまいがちです。

オステオパシー医学では不調のある部位だけを施術するのではなく、原因となっている部位の修正を行うことで、身体の機能を取り戻し、不調の改善を図ります。

当院では原因となっている部位を探し出すための触診や評価を入念に行い、要因の部位に対しての修正を図ることで、体が自然な状態(痛み等のない状態)になる方向に導いていく治療を行っています。

2、治療効果について

治療効果に即効性が認められる場合もあるのですが、状態によっては時間経過とともに治療効果が現れる場合もあります。

ですが、日常的に苦しむような痛み等については、緩和させることは可能ですのでご安心してください。

3、自主トレーニングについて

施術によって身体状態が改善しても、日々の生活を行う上で習慣的に身体に負担をかける体の使い方をしていると、痛みなどの身体症状が再発することがあります。

当院では、理学療法士の専門性と経験を活かし、身体が不調な状態に陥らないための健康を維持する自主トレーニング等も指導していきます。

そして、不調の連鎖を作らない、自分の身体を自由に使える人生のお役に立っていきたいと考えています。

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